パニック発作、目の手術後の痛み

40代女性

症状:2ヶ月ほど前に目の手術をした後、今までずっとひどい目の痛みや頭痛、肩こり、眩しさが治らない。病院では検査結果に問題はないと言われており、目薬を出されている。

 

パニック発作はかれこれ8~9年程あり、2年くらい他の鍼灸に通院し、1番ひどい時よりは落ち着いたが、今も発作が毎日のようにおきる。「自分のパニックはこれ以上良くならない」と半ばあきらめている。

 

 

 

治療:

とにかくこの目の痛みと頭痛が良くならないことには何も出来ないので、何とかしたいとのこと。手術後の炎症の名残はあるものの、鍼灸治療としてはご本人の気・血・津液の改善が1番重要と診ました。


目の痛みとパニックは一見関係ないようにみえますが、実は体に悪い作用を及ぼす根本は同じ所にあります。

 

この方の場合は体に熱が溜まりすぎて上昇し、首から上に滞って痛みや思考に影響を与えていましたので、頭の熱を取り去るようにツボや鍼の手技を選びます。

 

お菓子やジュースなども摂りすぎていたので、食生活を改善してもらい、通院もこまめにしてもらったところ治療3~4回で頭痛が1/10程度に改善されたように思うと言われた。

時々痛みのきつい時もあるが、徐々に目の痛みや頭痛、肩こりは改善されていきました。

また、パニックは治療開始から約3ヶ月でほとんど出なくなり、5カ月目にはバスでの日帰り旅行に行けるまでになり、「自分でも長時間バスに乗れるなんて思わなかった」と喜んでおられました。

 

今もストレスが多い時や体力的に無理をした時に体調が悪くなる時もありますが、早めに治療に来て頂き体の回復や今以上の症状の改善に取り組まれています。

 

 

 

 

2017年08月07日