五十肩、首こり

50代 女性 事務職

症状:約1年、腕が上げにくく着替える時などに痛みを感じていたが放置していたところ、ある日肩に激痛が走り整形外科でレントゲンを撮ると肩の関節に石灰が溜まっていた。注射で石灰を溶かしてもらって激痛は収まったが、腕を上げられないのは変わらない。。

 

診断:整形外科で診断してもらっているので、骨や関節に関して心配はないが、長い間腕を動かさなかったことにより腕、肩、肩甲骨などの筋肉が固くなり可動域が下がっている。

鍼灸で現状の痛みを軽くし、筋肉に柔軟性を持たせた後に自力でストレッチをすることを指導しました。

 

施術:筋肉が非常に硬くなっており、このような場合は刺す鍼(毫鍼)が有効なため肩や首、肩甲骨を中心に刺す鍼を施術します。この方は刺す鍼の経験がおありで、刺すことに全く抵抗がない方でしたので、バンバン刺させていただきました。

とはいえ、強い刺激は却って鍼ごわりを起こしますので、丁寧に確認して施術しております。

 

治療後は腕は来た時よりも上がりやすくなったが、まだ痛みが残るとのこと。

症状が重かったこと、痛めた期間が長いため、1~2回の鍼灸で完治はしないので3か月を目途に週1度は鍼灸治療した方が良いことなどをご説明いたしました。

 

とにかく治る兆しがあり、希望を感じて嬉しいと明るい顔でお帰りになりました。

 

※五十肩(四十肩)の方はまずは整形外科でレントゲン撮影をおすすめします。関節に石灰が付着している場合はどれだけ鍼灸をしても良くならないので、石灰を溶かしてから鍼灸院に来てくださいね。

 

2023年09月13日