閉経期高血圧予防に【よもぎ蒸し】

2016年7月12日放送の「たけしの家庭の医学」で女性の閉経期高血圧について特集されていました。

 

結論から言いますと

●身体の深部体温を上げてNOの分泌量を増やし塩分を腎臓から排出しやすい身体にしよう

ということでした。

身体の深部体温を上げるには入浴が簡単ですが

 

「よもぎ蒸し」がとても良い方法

 

です。

 

以下に少し詳しくまとめておきます。

 

閉経期高血圧とは

有名な女性ホルモンのひとつに『エストロゲン』があります。『エストロゲン』は月経や妊娠と大きな関わりがありますが、骨や血液とも関係が深く、腎臓の働きを良くする働きもあります。

「閉経期高血圧」は、閉経期以後『エストロゲン』の分泌が低下することで腎臓から塩分を運ぶ働きが低下し、体内に塩分が溜まっていくことで血圧が上昇してしまうためにおこります。

 

現在、血圧が平常値の方でも塩分摂取量に気を配るなど

閉経以後の女性は高血圧に注意が必要です。

 

自分でできる予防対策として、「身体の深部体温を上げると良い」と紹介されていました。深部体温を上昇させると体内のNO(一酸化窒素)の分泌量を上げることができると言われているからです。

 

NOは

・血管にある平滑筋に作用して血管を拡張させ、血管をしなやかにする。
・腎臓の塩分を排出させやすくする。

という大きな2つの働きがあります。

NOが活発に働くと、それまで体内に残っていた塩分を尿として排出できることが検査で証明されていました。

 

家庭でできる深部体温上昇方法として40.5℃から41℃に設定したお風呂に肩まで10分以上つかると深部体温が1℃上昇するそうです。

深部体温が1℃上がった目安は、顔にじっくりと汗をかくことです。

 

お家でケアする方法としてとても手軽にできますね。

しかし、毎日は無理とか、環境的に難しい場合やたまには気分を変えて・・・なんて方には「よもぎ蒸し」がおすすめです。

 

よもぎ蒸しでゆっくりと蒸されるとポカポカして深部体温が上昇するのが実感できますよ♪

 

遺伝的に高血圧な方は特に予防に気をつけましょう。

 

当院ではよもぎ蒸しは安全上、極端な高血圧の方は避けていただいていますが、普段の数値が150~95mmHgくらいまででめまいや頭痛などの症状がなければご利用可能です。

不安な方はご相談の上、決めていきましょう。

 

 

2016年07月14日