鍼灸による不妊治療とは?
鍼灸でどういった不妊治療をするのでしょうか?
鍼灸院によって色々な考え方があると思いますが、当院では
- 着床しやすい体への体質改善
- 健康に妊娠期間を過ごすための体調管理(安産につながります)
- 痛くない気持ち良い治療でリラックス
- 今後の婦人科治療での不安や悩みを打ち明けることで精神的な負担の軽減
- 産後の回復、養生
と心身両面から患者さまをサポート致します。
鍼灸で「着床しやすいカラダ作り」を目指そう
当院の妊活鍼灸は、「女性の身体を受精卵が着床しやすいカラダにする」体質改善が目的です。
体質は長い時間をかけて出来上がってきたものです。1、2回の鍼灸で魔法のような効果は出せません。少しずつ、数ヶ月単位でカラダ作りをしていきましょう。
こんなカラダを目指します
- ①ホルモンバランスがととのっている
- ⇒月経周期、排卵期が安定する。卵子の発育や健康状態が良くなり、質が高まる。
- ②自律神経のバランスがととのっている
- ⇒質の良い睡眠が取れるようになり、身体を回復させる力がUPする。精神的にも安定し、自律神経の不調による辛い症状が軽減する。
- ③冷えを改善し、全身の血流量を上げ、血行を良くすることで骨盤内の子宮・卵巣など機能をUP
- ⇒子宮内膜の厚みや弾力が適度になり、着床率がUPする。
- ④妊娠後の体調の維持、向上
- ⇒妊娠してからが本当のスタート。10ヶ月母子ともに健康に過ごせる体を目指しましょう。体調の良い方はお産も軽いと言われます。
どんな治療をするの?
当院では患者さまの脈やお腹、舌、肌質など様々な情報から東洋医学的に現在のお体を診断します。
まず、全身の気血、津液(体液)の流れをととのえる全身調整の鍼治療をします。気血、津液の過不足や詰まりは体の色々な器官(自律神経や内臓や皮膚)に影響を及ぼしています。これらのバランスをととのえるのが非常に重要です。
例えば、津液(体液)の循環がうまくいっていない方は体がむくみやすく、卵管の詰まりにも影響しているかもしれません。このような方は体の余計な水分を排出するように治療します。
その後お腹や腰周り、足などを主に治療します。下半身の血行促進は骨盤内臓器の働きを高めるために大切な治療です。
不妊治療の方は「妊活コース」(60分)¥7,140がおすすめです。体質に合わせて時間の短いコースや長いコースなど臨機応変に対応しております。
また、通いやすいよう妊活コース回数カード(8回分 ¥49,990+黄土よもぎ蒸し1回プレゼント付き)もご用意しております。
何よりも患者さまのお体を第一に治療内容をご提案しております。
ご自宅でのセルフケアを無料でお教えしております
ご自宅でのお灸方法や生活指導などを無料でお教えしております。(他院では指導料を別途設定しているところもあります)

なぜ数ヶ月単位の継続治療が必要なの?
体質は大きく2つの要素から作られます。それは
・先天性の遺伝的素因(肉体的、性格的)
・後天的な生活習慣の積み重ね
です。
親から受け継いだ遺伝的素因は多少どうしようもない部分です。かといって弱い部分を更に傷つけるような生活をしていては体はどんどん悪くなってしまいます。
例えば、遺伝的に「肝臓の弱い」人がお酒を習慣的に、大量に飲むとみるみるうちに体調は悪化してしまいます。
同様に婦人科系の弱い人が体を冷やし続けたりストレスの多い生活をすると、血流の悪化やホルモンバランスの乱れなどで子宮や卵巣に痛みや病気が出やすくなります。
生活習慣は気付かないうちに自分を健康にも病気にもします。長年積み重ねてきたものは1回や2回の鍼灸治療でどうにかなるほど甘いものではありません。これは投薬治療でも同じことが言えるでしょう。
●絡みついてダンゴ状になった糸をほどくように、少しずつ体を変えていく。
●今まで見落としていたご自分の身体のことを知る。
これらのことは、妊活のみならず今後の健康に必ず役に立つでしょう。治療は決して無駄にはなりません。
「妊娠の維持」がとても重要です
着床までに苦労されているご夫婦は受精卵の着床がひとつのゴールのようになってしまいますが、そこからが本当のスタートです。
10ヶ月間、無事に赤ちゃんにお腹にいてもらうためにはお母さんの身体が健康であることがとても大切。
妊娠判定後は、それまで以上に体を大事にしていただきたいですね。
不妊の原因は?
現在では不妊の定義は「妊娠を希望する避妊しない健康な男女が1年以上妊娠しないもの」とされています。近年の晩婚化を受け、2年から1年に短縮されました。
不妊の男女割合は
女性のみ41% 男性のみ24% 男女とも24% 不明11% となっています。
(当院は女性専用鍼灸院ですので、女性の身体について書いていきます)
婦人科での検査による女性の不妊原因としては、
卵巣(排卵障害)、卵管(閉塞、狭窄)、子宮(筋腫、先天奇形)免疫因子(抗精子抗体)などが挙げられます。妊娠を希望しているけれど、まだ調べたことが無い方は一度婦人科を受診してこれらの原因がないかを検査しましょう。
特に何も原因が特定できなかった、という方も多くいらっしゃいます。「原因がわからなくては対策のしようがない」と嘆く方もいらっしゃいますが、異常が無いのは体にとって何よりです。
また、年齢が上がるほど妊娠はしにくくなります。結婚が遅かったけれど、子供を授かりたいという方は少しでも早く治療を始めることをおすすめいたします。
Q&A
Q.どんな方が通院されていますか?
A.現在は30代の方が一番多く来院されています。多くの方が婦人科と並行して治療を受けていらっしゃいます。
タイミング、人工授精、体外受精など鍼灸院に来院されるタイミングは様々ですが、「妊活」が頭をよぎったならとにかく早めに受診下さい。
Q.どれくらい通わなければいけませんか?
A.個人差がありますが、出来れば治療開始直後は週に2~3回来て頂くのがベストです。お体の調子がととのい出せば週に1回ほどの通院をお願いしています。
通院期間は短くとも6ヶ月を目安にして下さい。それ以前に妊娠される方もいれば、1年以上かかる方もいらっしゃいますが卵子の状態を良くしたり、子宮内膜の状態やホルモンの分泌を変えるには少し時間が必要です。
Q.よもぎ蒸しと鍼灸のどちらを選べば良いですか?
A.両方して頂くのが1番良いと思いますが、時間的、経済的にどちらかしか無理ということであれば、鍼灸治療をおススメいたします。
Q.夫の治療をして欲しいのですが?
A・来院されたことのある奥様からのご紹介であれば、男性でも受診可能です。ご相談下さい。