夏バテ対策

関西では連日35℃を超す猛暑日が続きますね。この暑さに参ってきた・・・という方も増えてきたのではないでしょうか。

暑いとついつい冷たい食べ物や飲み物が欲しくなりますね。しかし、冷飮食は胃腸を冷やして働きを低下させ、栄養の吸収を妨げる原因になります!

こんな食生活をしている方はいませんか?

 

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  • アイスクリームやかき氷を毎日のように食べている
  • 冷たい飲み物を飲むのが正しいと思っている。または冷たい飲み物が身体に悪いと思ったことがない
  • 食欲が落ちてきたが、食べないと元気がでないのでそうめんや冷やし中華、パン、サラダを良く食べる
  • スポーツドリンクは熱中症対策に必要だからよく飲むようにしている
  • 果物は身体に良いので、たくさん食べるようにしている
  • よく冷えたビールは最高だ
  • エアコンでキンキンに冷やした部屋じゃないと眠れない。設定温度28℃はありえない

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上記は全て夏バテの元です。これらは全て胃腸をはじめあらゆる内臓を冷やしてしまいます

 

夏バテの理由はココをクリック!

Cの麺類ばかり食べる食事は炭水化物ばかり摂ることになり、身体に必要な栄養素が絶対的に足りなくなります。サラダは生野菜ですので身体を冷やしますし、実際の野菜摂取量はごく少量です。
Dのスポーツドリンクは戸外での労働や運動をされる方は飲んでも構いませんが、砂糖の含有量が非常に多いので結果的に身体を疲れさせる元になります。スポーツドリンクの糖分は500ml当たり20~30g(製品により違います)。角砂糖にして6~8個分にあたります。WHOは成人1日あたりの砂糖摂取量は25gを推奨していますのでペットボトル1本で基準に達してしまいます。
Eの果物も糖分の摂りすぎに注意です。「フルーツは健康に良い」からとたくさん食べる方がいますが、酵素やビタミンよりも明らかに糖分の方が多いのです。
Gの冷房の温度を下げたいというのは、身体の体温調節機能が正常に働いていないサインです。1日中エアコンの効きすぎた環境にいると、脳が正しい体温調節ができなくなり身体は冷えているのに「暑い」と感じてしまうのです。

A,B,Fに関しては言うまでもなく胃腸を冷やしますね。

 

「食欲がないから口当たりの良いものを食べているのに、じゃあ何を食べたら良いの?」

という方はまず上記の全てを改めましょう。

1.冷たいものをやめ、最低でも常温のものを口にしましょう。できれば温かいものにしましょう。


2.ビタミンやミネラルを摂れるように煮炊きした野菜を食べましょう。具だくさんの温かいお味噌汁が最適です。具材は人參、大根、キャベツ、ネギ、豆腐、きのこなどがおすすめです。

自炊が無理なら最悪インスタントでも良いです。味噌に含まれる乳酸菌が腸内環境を調えてくれます

 

3.ネバネバ食品を食べましょう。納豆、おくら、長芋、めかぶなど、ネバネバ食材には「ムチン」という胃粘膜保護の成分があります。季節を問わずこれらの食材を取ると良いでしょう。


4.よく噛んで食べましょう

噛まないとその分胃が食品を粥状にするために余計に働かなくてはいけなくなるので、胃が疲弊してしまいます。胃で細かく砕いて腸に運べないと栄養は吸収できず、疲労の原因となり便秘や下痢にもつながります。

 

どれもそう難しいことではありません。

お休みの日は好きなものを食べて、平日はきちんとしたものを食べるなど、身体に負担のかからないように元気に夏を乗り切りましょう!

 

 

 

2016年08月12日