不妊治療1

 

不妊治療を経て赤ちゃんを授かりました。

安定期に入った患者さまの了解を得て簡単にご紹介させて頂きます。



 

30代女性
不妊治療期間:4年目
妊娠陽性反応:鍼灸通院5ヶ月目


子宮腺筋症、抗リン脂質血症など自然妊娠が難しいと高度不妊クリニックで診断され、何度か体外受精にトライされていましたが、残念ながら着床には至らず。漢方薬も1年ほど飲んでいましたが、結果につながらず「鍼灸でも試してみよう」と期待半分、あきらめ半分の思いで当院へ。


ホルモン剤の投与がお体に負担だったようで当初は脈診も肝経、大腸経、肺経と主治穴が来院の度にコロコロ変化し、「これは長期戦になりそうだ」と覚悟したものです。


その後しばらくクリニックでの治療をお休みし、ホルモン投与も無くなった所、お体も落ち着いてきて良い状態に。「これならあと3ヶ月後くらいにはまた体外受精にトライしてみたら良いかな」と思った頃、近々体外受精をしたいとのお話が。

 

まだ少し時期が早いのと、お仕事が繁忙期だったことからもう少し後の方が良いとお話しましたがご本人の事情もありトライ。結果はめでたく陽性!!

 


受精卵移植後、陽性判定の前から脈診にもしっかりと赤ちゃんがいる方の「滑脈」の反応があり大丈夫と思っていましたが本当に良かったです。

 


「今までの体外受精から変えたことといえば鍼灸くらいだから、鍼灸が良かったのかなと思います」とおっしゃっていただけました。


現代生殖医療の体外受精やご本人の努力がもちろん大きいと思いますが、鍼灸も助けになってくれたと思います。

 


今回の患者さまは鍼灸治療5ヶ月目で嬉しい報告をお聞きすることができましたが、かなり早く結果に結びついた例です。

 


妊娠後はつわりのケアでご通院いただいています。お会いする度に大きくなるお腹に本当に嬉しくなります。


2017年06月29日