「冷え症」の正しい生姜の摂り方

『ショウガ』を摂ると体が温まるらしい・・・と言われ、冷え症の方に人気です。

しかし、『ショウガ』は摂り方によってはむしろ体を冷やしてしまうことを知っていますか?

 

ショウガは「生」と「熱を通したもの」で主成分が異なるため、それぞれ体への働きが変わってしまうのです。

 

生は『ジンゲロール(ギンゲロール)』が多く含まれます。主な働きは殺菌と末梢の血管を拡張させる働きです。「末梢の血管を拡張させるなら手足の冷えに良いのでは?」と思いますが発汗により体の熱を奪う為、むしろ体を冷やすと言われています。

生のショウガは食中毒の予防として、また発汗により体を冷やすために夏の食べ物の薬味として食べるのがおすすめです。

 

次に加熱、また乾燥させたものは、『ショウガオール』が多く含まれます。ショウガに熱を通すと『ジンゲロール』が『ショウガオール』に変化するのだそうです。

『ショウガオール』には血行促進作用があり、脂肪や糖質の燃焼をUPさせて体を温める働きがあります。

 

「冷え症対策」で生姜食べようと思っている方は、ぜひ加熱か乾燥したもので摂るようにして下さい。

 

いずれにせよ、刺激の強い食品ですので、食べ過ぎは禁物です。1日の摂取量は小さじ1杯くらいで。胃腸の弱い方は胃痛や下痢の原因になりますので、体に合わせて摂るようにして下さい。

 

 

☆乾燥生姜の作り方☆

①皮ごと薄くスライスする

②ザルやネットに重ならないように入れ、風通しの良い場所に水分が飛ぶまで置いておく

 

これだけです!適当なザルの無い方は、台所の排水溝ネットなどを使うとお手軽です。

乾燥したスライス生姜は紅茶を飲む時に1枚浮かべるなどして下さいね。

 

2017年02月10日